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1977年7月 News Of The World レコーディングと諸々

1977年6月アールズコート公演を終えると、バンドは7月から10月までニューアルバムのレコーディングに入った。みんな大好き『NEWS OF THE WORLD / 世界に捧ぐ』(以下NOTW)だよ♪

 

このアルバムはおよそ3ヶ月という短い制作期間で録られ、作風も前作からガラリと変わっている。

 

制作にあたっての胸の内を、ブライアンが雑誌『音楽専科』1977年11月号で語っている。インタビュー時期は1977年9月頭と思われる。紙面で6ページもあるむちゃくちゃ長いインタビューだったので、アルバムに関する部分のみ抜粋して引用します。(それでも長い)

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引用文中にある、パンクロックの台頭は、ピストルズのことなんだけれど、クイーンがデヴィッド・ボウイの代打でTop Of The Popsに初出演したように、ピストルズは歯医者にいかなきゃならなかったフレちゃんの代打で76年12月1日の「Today」というテレビ番組に出演。時代の寵児となる。

パンクの台頭、NOTWが発売された時代背景についてはUdiscoverの記事が詳しいのでリンクを貼っておきます。

 

セックス・ピストルズ、デビュー直後の2回の契約破棄とは? -Udiscovermusic-

https://www.udiscovermusic.jp/stories/sex-pistols-signing-saga

一際目を引く、アルバムのアートワークはSF大好きロジャーの提案。アルバム『Innuendo』にグランヴィルを使うことを提案したのもロジャーだし、センスがよいね。もっともNOTWのアートワークは発売当時大不評だったようだけど。

 

こちらの元絵は、Thomas William Godwinの『The Gulf Between』という小説の挿絵で、挿絵画家はKelly Freas。お話は「A MACHINE DOES NOT CARE.」的な感じの訓示を持って終わる。
(物語についてはこちらにまとめました)

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このテーマってさ…

 

アルバム『Works』の"Machines (Or 'Back To Humans')"

映画『メトロポリス』をビデオに使った"Radio Ga Ga"

それらの反歌としての"Is This the World We Created…?"

 

アルバム『Innuendo』を筆頭として91年リリースのクイーンの作品に多用されたJ.J. Grandvilleの"Un Autre Monde”(もうひとつの世界)も、人と機械の未来予想図的なイラストが多数収められている。

 

大いに脱線したけれど、77年からずっと、持ち続けたテーマだったんだろうな。

 

話が逸れすぎたので、ここでおしまい!

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